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ガラス製温度計の種類と使用方法・注意点

東日本計量器工業協同組合「MANUAL温度計」より



使用される感温液の種類による分類 形状等による分類 用途による分類 注意すべき事項
       
基準温度計 標準温度計 試薬試験用温度計 体温計用基準温度計
ベックマン温度計 計量研究所依頼試験検査成績書付温度計 棒状温度計 足長棒状温度計
浸線付温度計 L型温度計 エセクター温度計 石油類試験用ガラス製温度計
浸没線付目盛検査用温度計 全浸没棒状温度計 極低温温度計 曲管地中温度計
地気温度計 鉄管地中温度計 留点温度計 カタ温度計
接点付温度計 サーモコントローラ ミグスター水銀温度調節器 保護枠付温度計
室内用温度計 家庭用温度計 乾湿計 通風乾湿計
湿度計算尺 曲管地中最高最低温度計 最高最低温度計 U字型最高最低温度計
水温計      


使用される感温液の種類による分類
水銀温度計 精度が高く使用温度範囲が広い。−50〜650℃
有機液体温度計 精度はやや劣るが見易い
低温域に使用できる。−200〜200℃
主に赤色に着色されているので赤液温度計ともよばれる。
○食品関係などで、水銀は使用できないが精度を必要とする場合には、エチルアルコールがあります。使用条件を細部に指定すれば、かなりの精度が保証されます。
○有機液体の中で、通常使用される感温液は、次のものがあります。
エチルアルコール −50〜50℃ 白灯油(ケロシン)−30〜200℃
トルエン −80〜100℃ 工業用ペンタン −200〜30℃
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形状等による分類

棒状温度計と二重管温度計
○全浸没温度計と浸没線付温度計
○直型温度計とL型温度計

棒状温度計……目盛がガラス管表面に直接刻まれている温度計で多少読み取りにくいが丈夫である。
二重管温度計……目盛が毛細管の背後のガラス板に刻まれているので読み取りが正確にできる。精密測定に適している。「基準温度計・標準温度計」などがこれに属する。
全浸没温度計……感温液全体が測ろうとする温度に保たれた状態で目盛り定めされた温度計で最も多く使用されている。(図1a)
浸没線付温度計……感温液の一部を常に露出させた状態で目盛り定めされた温度計で、全浸没の状態で測定できない場合使用される。(図1b)
「足長温度計」などがこれに属する。
L型温度計……測温位置や方向によっては、曲がっている方が読み取り易い場合、使用される。

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用途による分類
一般家庭用 室内用温度計・冷蔵庫用温度計・料理用温度計
農業用・気象用 各種最高最低温度計、乾湿計、地中用温度計・記録式温湿度計
研究室・試験室用 基準温度計・標準温度計・各種JIS規格温度計・水銀温度調節器
一般工業用・船舶用 保護枠付温度計・隔測温度計
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注意すべき事項
 ガラス温度計を用いて正しく温度を測るためには心得ておかなければならない幾つかの重要な事柄があります。これらは何れもガラス温度計の特性に由来する基本的な事項なので充分に理解した上で、ガラス温度計を使用する際には、適切に配慮する必要があります。
1)液切れ  ガラス温度計の感温液は振動、衝撃や異常な部分的加熱などにより感温液柱の途中で切断され空間が生じることがあります。これを液切れと言います。感温液柱頂部の空間が気薄の場合には特に液切れを生じ易いので輸送や保管の場合には球部を垂直にまたは斜めに保持するよう注意が必要です。液切れしたままの状態では正しい温度は測れませんので、使用する前には必ず液切れの無いことを確認しなければなりません。
2)視差

 ガラス温度計の示度を読取る時には、感温液柱に垂直に、液柱頂部と同一水平面内に目を置いて読取らなければなりません。この目の位置より上または下の位置で読取りますと、感温液柱頂部と目盛の位置に間隔があるため読取り値に差異を生じます。これを視差と言います。(図2参照)この視差を除くために小さい穴をレンズの中心に設けた拡大鏡や遠く離れた望遠鏡を利用するなど工夫がなされています。

3)零点降下  暫く放置しておいたガラス温度計で氷点(0℃)を測った後、これをある時間高温に保った後に再び氷点を測ると読取り示度が前より少し下がっている事がわかります。これは高温度に於て膨張した球部の容積が急に冷却されても直ぐにはもとの容積に収縮しないためで、これを零点降下と言います。そのまま数日間放置して再び氷点を測ると最初の読取り示度にもどっていることがわかります。温度計を100℃に30分間保った時の直前直後の氷点の示度の差を零点降下恒数と言います。温度の精密測定において零点降下による誤差を除くためには、温度計を使用する前に、最高目盛線近く迄高温に保つこと、また使用後に氷点などの基準となる目盛について示度読取りを行ない誤差を確認する事が必要です。
4)経年変化  ガラス温度計は、製作後月日がたつにつれて次第に球部が収縮し氷点などの示度が高くなる傾向を示します。これを経年変化と言い、ガラス材質や製作時の熱処理によってその変化量は異なります。一般に、始めは大きく次第に小さくなって行きます。また使用温度が高い程その変化は大きく且つ早く生じます。このため温度計は使用目的に応じて、ガラス材料が選別されまた熱処理による人工経年変化が行われています。
温度の精密測定において、経年変化による誤差を除くためには、氷点目盛などの基準となる目盛について示度読取りを行ない経年変化量を補正する事が必要です。
5)遅れ  ガラス温度計を測ろうとするものの中にいれた時に、すぐには正しい示度を示さずある時間がたって後にはじめて正しい示度を示します。この遅れの時間は、温度計の構造、感温液の種類、使用の環境や状態などによっても違います。例えば感温液が有機液体のものは水銀のものより遅れが大きく、測るものが気体の場合は液体よりも遅れが大きくなります。また球部が大きいものは小さいものより、球部の容積は同じでも太く短かいものは細く長いものより遅れは大きくなります。
構造の違う温度計の示度比較を行なう場合、特に変化する温度を測る場合などこの遅れによる差異を生じることがありますので注意が肝要です。
6)圧力の影響  一般にガラ温度計は、大気圧の下で球部を下にし直立の状態で恒温そうの中に入れて目盛定めされています。従ってこの時の球部の内外圧と違う圧力を球部に与えると温度計の示度は変化します。その変化量は球部の形状やガラス壁の厚さによって違いますが大よそ水銀温度計で0・1℃/kg/cm2程度で、外圧の増加により示度が上がり、内圧の増加により示度が下がります。例えば水深10mで示度は約0・1℃上昇します。温度の精密測定や温度計を保護ケースに入れて使用する時などには球部に異常な圧力が加わらないよう注意が必要です。尚、有機液体温度計の圧力による影響は水銀の約7分の1で測定精度の上から殆んど問題になりません。
7)浸没
 ガラス温度計で温度を測る時に、球部下端からどの位置までを測る温度に保つかを浸没の条件と言います。完全浸没、全浸没、部分浸没の3通りに大別されています。(図3)
 完全浸没は、球部下端から頂部上端まで温度計全体を測る温度に保つ状態です。気温測定などはその良い例の一つです。
全浸没は、球下端から感温液柱頂部までの感温液全体を測る温度に保つ状態を言い、浸没線のない一般の温度計はこの状態で正しい示度を示すよう目盛定めされており、全浸没(又は全没)温度計と言います。
 部分浸没は、球下端よりある決められた距離までの部分を測る温度に保ち感温液柱の一部を測る温度の外に露出した状態をいい、この距離を言い表わすのに浸没○○mmと言います。またその位置を示すために刻まれた線を浸没線、浸線又は没線と言い、この温度計を浸没縁付(浸線付または没線付)温度計と言います。
8)露出部分の補正  ガラス温度計で温度を正しく測るためには温度計を目盛定めした時と同じ浸没の条件で行なうことが必要ですが、実際には寸法や周囲の環境条件などの関係で不可能または困難なことがあります。この場合は計算によりその誤差を補正または評価します。この補正式は全浸没温度計と浸没線付温度計ではやや異なります。

a)全浸没温度計の補正
 全浸没温度計は図4(a)に示す浸没の状態で正しい温度を指示しますが一般に図4(b)に示すように一部を露出して用いられることが多く、露出している部分の周囲温度が測る温度よりも低い場合は正しい温度よりやや低い温度を指示し、また逆に、周囲温度が測る温度よりも高い場合は正しい温度よりやや高い温度を指示します。
測る温度をT、温度計の示度をt、感温液の露出部分の平均温度をts、感温液の露出度数をn、感温液のガラスに対する見掛けの膨張係数をKとしますと、補正値ΔtはΔt=nK(T−ts)
また近似的にΔt=nK(t−ts)
で求められます。
tsを測定するために糸球温度計なども用いられていますが実際測定は容易ではありません。

b)浸没線付温度計の補正
 浸没線付温度計は球部下端から浸没線までを測る温度に保ち、感温液の他の部分を測る温度の外に露出して目盛定めされていますので、使用する時に露出部分の温度が目盛定めの時の温度と違う場合には正しい示度を示しません。露出部分の温度が目盛定めの時より高ければ正しい温度より高い示度を、逆に目盛定めの時より低ければ正しい温度より低い示度を示します。
浸没線から測った感温液の露出部分の度数をn、感温液のガラスに対する見掛けの膨張係数をK、露出部分の平均温度を目盛定め時ts、使用時tuとすると、補正値ΔtはΔt=nK(ts−tu)
で求められます。
9)器差と補正値  検査表付の温度計の読取り示度を補正して正しい温度を求める際に、よく問題になるのがこの器差と補正値です。検査表によって器差が記載されていたり、補正値が記載されており、しかも器差と補正値は同じ値で正負符号が逆なため、取扱いを誤ると器差または補正値の倍の誤差を生じるからです。器差と補正値の定義をよく理解して、読取り示度を正しく補正致しましょう。

 器差=示度−真の値 補正値=真の値−示度

従って、真の値を求めるためには、上式より

 真の値=示度−器差 真の値=示度+補正値

となります。
例えば、温度計の示度が25.4℃、25℃の器差が+0.1℃ならば正しい温度は、25・4−(+0.1)=25.3℃となり、補正値が25℃で−0.1℃と記載されていれば、正しい温度は、25.4+(−0.1)=25.3℃となります。因みに計量法による基準器検査成績書には、表わす量(示度)に対する器差が記載されており、気象業務法による検定証書には、示度に対する補正値が記載されています。その他メーカー器差表、補正表など各種のものがありますので注意が必要です。
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基準温度計
 本器は計量法の第4章に規定されている基準器検査規定に合格した、ガラス製水銀封入温度計で、法定基準器として常備されるものです。各種の温度計の製作、比較検査、修理、各事業所における計量管理の基準器として、欠くことのできないものです。また経年変化の極めて少ない安定した材料(たとえば、パイラスガラス)で作られた示度の正確なものです。一般的な形状は、二重管式で、全長400mm、外径10mm、通産省計量研究所の基準器検査成績書がついております。使用する時は、0℃目盛の示度を成績書により、確認する必要があります。なお基準温度計は、5年毎に再検査が必要となります。
種類(温度範囲、1目盛の値)
No.0
−50〜0℃ 0.1℃
No.1
0〜50℃ 0.1℃
No.2
0℃
50〜100℃ 0.1℃
No.3
0℃
100〜150℃ 0.1℃
No.4
0℃
150〜200℃ 0.1℃
No.5
0℃
200〜250℃ 0.1℃
No.6
0℃
250〜300℃ 0.1℃
No.7
0℃
3000〜360℃ 0.1℃
No.0
−50〜0℃ 0.5℃
No.1
−20〜120℃ 0.5℃
No.2
0℃
120〜240℃ 0.5℃
No.3
0℃
240〜360℃ 0.5℃
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標準温度計
 本器は基準温度計と定期的に比較校正し、基準温度計の代用として、精密温度測定及び、各種温度計のチェック用に使用されます。標準温度計には、二重管式と棒状式があります。種類(温度範囲、1目盛の値)は基準温度計とほぼ同じです。
標準温度計には、メーカーの検査成績書がついております。
棒状標準温度計 全長300mm、外径7mm
小型二重管標準温度計 全長300mm、外径7mm
中型二重管標準温度計 全長350mm、外径8・5mm
大型二重管標準温度計 全長400mm、外径10mm
(0℃目盛付)
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試薬試験用温度計(第11改正薬局方温度計)
 この温度計はすべて浸線付です。水銀球の下端から浸線までの距離60mm、いずれも全長280〜300mm、外径6mmで、すべて日本計量士会の検査に合格したもので検査成績書付です。尚現在第11改正ですが、規格は、第8改正から同じです。
種類(温度範囲、1目盛の値)
No.1 −17〜50℃ 0.2℃
No.2 40〜100℃ 0.2℃
No.3 90〜150℃ 0.2℃
No.4 140〜200℃ 0.2℃
No.5 190〜250℃ 0.2℃
No.6 240〜320℃ 0.2℃
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体温計用基準温度計
 本器は、主として体温計の検査の為の基準温度計として使用され、その他にも多く使用されております。一般的な形状は二重管式で、全長300mm、外径10mmで、温度範囲は通常0℃、34〜43℃、1目盛の値0.05℃です。  
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ベックマン温度計
特長
 ベックマン温度計は、限られた温度範囲(6℃)の温度の上昇または下降を精密に測るための二重管水銀温度計です。使用する温度に応じて、水銀柱頭の位置が目盛範囲内で読取れるように、毛細管上部に設けられた補助球に余分の水銀を排出したり、またはこの補助球より不足の水銀を補給し、予め水銀量を調節してから使用します。
 基準温度(20℃)の時に水銀柱頭が丁度目盛の0度の位置にあるように、水銀量を調節して目盛られているので、この時の温度計は正しい温度差の値を指示します。しかし、水銀量を変えて他の温度で使用する場合には、水銀量の違いの分だけ水銀柱の伸縮が変化していますので、温度計の読取り値には多少の補正が必要となります。
 沸点用(球部に近い方が0°頭部に近い方が6°に目盛られたもの)と氷点用(球部に近い方が6°、頭部に近い方が0°に目盛られたもの)の二種類があります。
用途
 微細な温度変化の精密測定を必要とする熱量測定、分子量測定または恒温そうの温度監視用として利用されています。
選び方
 温度の上昇変化を測るためには沸点用を、温度の下降変化を測るためには氷点用を用います。尚、基準器、検定付(沸点用のみ)、補正表付、無検の別があり使用目的に応じて使い分けされています。例えば基準器はベックマン温度計の検査用に、熱量測定の際の内そう用に検定付で補正表付のもの、外そう用に無検のものなどが利用されています。
取扱い方
 毛細管内は真空のため輸送や保管には常に球部が下に位置するように、また激しい振動が加わらないようにして水銀切れや衝撃による破損を防ぎます。
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計量研究所依頼試験検査成績書付温度計
特長
 公的機関の検査成績書付温度計として代表的なものに基準温度計がありますが、温度範囲が−56〜365℃であるのに加え、一目盛などにも限定があります。これらの規格以外のもので公的機関の検査成績書を必要とする場合、計量研究所依頼試験検査成績書付温度計というものがあります。依頼試験の温度範囲は、通常−100〜600℃、一目盛は0.01℃でも受検できますし、浸線付温度計なども受検できます。
用途及び選び方
 基準温度計に準じた温度計として利用されますので、基準温度計の範囲以外の部分で多く利用されます。例えば−56〜365℃の範囲で、0・02、0・01℃の目盛のものや、−56℃より低い温度、又は365℃をこえる温度のものなどに利用されます。一般に市販されているものとして次のようなものがあります。
 二重管、赤液、−100〜30℃、0.5目盛、全長300mm
 棒状、水銀、300〜500℃、0.5目盛、全長450mm
 検査手数料が基準温度計に比し、かなり高い(2〜3倍)ので、価格の低い温度計で受検することは、余り適当とは言えません。
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棒状温度計
特長
 棒状温度計はガラス管の表面に直接目盛が刻まれており、二重管と比較すると多少読み取りにくいが丈夫であるため広く使用されています。通常は全没型で目盛られております。感温液の種類により水銀温度計と有機液体温度計に別れます。
 水銀温度計は見易さという点からは有機液体温度計におとりますが、ガラス管内壁を濡らさないため精度が高く、比較的高温度まで使用できます。使用温度範囲は通常−30〜360℃ですが、感温液がタリウムアマルガムのものは−55℃位まで、高圧封入したものは650℃まで使用できます。
 有機液体温度計は膨脹係数が水銀にくらべ数倍大きく赤色などに着色できるため見易く、又低温域まで使用できます。水銀に比ベガラス管内壁を濡らすため精度は低いですが価格が安いので最も多く使用されています。使用温度範囲は通常−100〜200℃です。
用途
 一般家庭から農業関係、工場、研究室などあらゆる範囲で広く使用されます。
選び方
 使用する目的により有機液体温度計(※)か水銀温度計かということになりますが、およその要点を列記しますと
イ.低温域(−100〜0℃)の使用ならば有機液体
ロ.高温域(200〜650℃)の使用ならば水銀
ハ.−50〜200℃の間では
精密を要するときは水銀
余り精度を必要としなければ有機液体
ニ.食品関係など水銀を嫌うときは有機液体
取扱い方
 有機液体のものは輸送中などに液切れを起し易いので、使用前に液切れがないかご注意下さい。
(※)アルコール温度計、赤液温度計と言われていますが、アルコールが使われていることは少なく、感温液の多くは石油系のものが使用されています。
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足長棒状温度計
特長
 一般の棒状温度計と比較し、全長及び目盛下の長いものを足長温度計とよんでいます。その多くは浸没線付温度計のタイプです。目盛範囲は通常0〜360℃ですが、0℃以下のもの(−50−100℃)、360℃を越えるもの(500℃、600℃)もあります。
用途
 工場の各種タンクおよび機械装置など、化学、醸造、食品工業に使用されます。
選び方
 多くは浸没線付温度計であるため、浸没の深さ、全長など必要に応じ選択してください。
 全長は通常30cm単位で、45cm、60cm、90cm、120cm、150cm……240cm、稀に270cmまで、又中間の全長でも注文に応じ製造されています。浸没線付温度計は露出部の温度差による影響を考慮に入れる必要があります。赤液温度計は見易いがその影響度が水銀の数倍ありますので、精度を必要とする場合は、水銀温度計を使用することをおすすめします。又食品関係などで水銀を使用できないが精度を必要とする場合は、使用時の露出部温度を指定することも有効です。製造時の露出部温度を標記した温度計もありますが、この場合補正も可能になります。更に精度を要求する場合には面倒な露出補正をしなくても精度が出る温度計(エセクター温度計)が開発されていることも附記しておきます。
取扱い方
 輸送中は逆さにしないでください。液切れの原因となります。
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浸線付温度計

特長
 一般に使用されている温度計は、感温液全体が測ろうとする温度に保たれた状態で目盛り定めされています。これを全浸没温度計といいます。〔図2(a)〕
 これに対し感温液の一部を常に露出させた状態で目盛り定めされた温度計を浸没線付温度計といいます。〔図2(b)〕
 通常は全浸没の状態で温度計を使用することの不可能な場合が少なくありません。むしろ一部を露出させて測定する方が多いといえます。このような時、全浸没温度計を使用しますと、露出部の温度差により正しい温度が得られません。その誤差は高温域(300℃以上)及び低温域(−50℃以下)で大きな値となります。
 浸没線付温度計の範囲は広く、別項の足長温度計、L型温度計も殆どが浸没線付温度計に属します。

選び方
 使用目的により、浸没線の深さ・全長・目盛範囲などを選びますが、精度を要する場合は露出部の温度差による影響を考慮する必要があります。これらについての諸注意は、足長温度計の項をご参照ください。
 浸没線付温度計の代表的なものとして、JIS−B−7413で定められた温度計があります。露出部の問題などきめ細かく規定されており、実用に合わせて作られていますので、精度も高く、ご使用になることをおすすめします。
 一般にラボラトリー温度計と言われ使用されています。

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L型温度計

特長
 棒状温度計は通常まっすぐ(直型)で垂直方向に使用されますが、測温位置によっては曲った温度計(L型温度計)の方が使いやすい場合があります。L型温度計の形状には、後曲り(正面曲り)前曲り(裏曲り)右曲り、左曲りなどがあり、多くは浸没線付温度計です。(図1)
 角度は一般には90■ですが、それ以外もあります。寸法の表わし方は、目盛部○○mm脚部○mm、規格品の一例として目盛部180mm脚部は30mm毎の90、120、150……がありますが、その他の寸法もご希望により製造されております。


用途及び選び方
 種々の方面に使用されていますが、測温位置により、曲りの方向や角度をお選びください。L型温度計は図2のように直型では球部が充分浸漬できないような、非常に浅い部分の温度測定にも利用できます。

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エセクター温度計

特長
 ガラス温度計を部分浸没で使用する場合に避ける事の出来ない露出誤差を面倒な計算によらず、目盛部を移動するだけでほぼ完全に補正することが出来る特殊機構をもつガラス温度計です。
 同一の温度計用ガラス毛細管内に同種の感温液が入る2本の孔があり、一方の孔は球部に連結して通常の温度計(主温度計)を構成し、他方の孔は球部の近くで途切れて感温液柱のみの一種の糸球温度計(副温度計)を構成しています。
 目盛は通常の棒状温度計のようにガラス毛細管の表面に直接刻まれることなく、ガラス毛細管の表面に密着して移動出来るように被覆した透明ガラス管の外側に刻まれています。この目盛部には主温度計側に温度目盛、副温度計側に1本の基線が刻まれています。
 温度測定には球下端より2本の感温液柱のある任意の位置まで測る温度に挿入し、目盛部を移動させて基線が副温度計の感温液柱頭に合致する状態で主温度計の示度を温度目盛で読取れば、挿入の深さの違いや感温液の露出部の温度変化に影響されず、常に球部周辺の正しい温度を測ることが出来ます。

用途
 通常のガラス温度計の用途以外に、通常のガラス温度計では不可能な広範囲な用途があります。効果的な例としては、下記の如くです。
・試験器、分析装置、蒸溜器、恒温槽等の科学機器の局所の精密温度測定
・地中、水中、液中の任意の深さでの温度測定
・室温との差の大きい高温・低温の温度測定
・金属保護枠に入れておこなう温度測定
選び方
 基線は温度目盛範囲のほぼ中央に刻まれており、成る可く基線に近く目盛範囲の中央で温度が測れるよう温度計を選ぶと室温の変化に対しても完全に露出補正する事が出来ます。

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石油類試験用ガラス製温度計
特長
 日本工業標準規格JIS−B−7410「石油類試験用ガラス製温度計」によって規定された石油類の各種試験に用いられるガラス温度計です。昭和31年(1956)制定以来見直し改正の回を重ね現行は平成9年(1997)改正のもので92種類が規定されています。
 構造、寸法に関しては、目盛範囲、試験温度、浸没、目盛(目量、長目盛線、目盛数字、目盛の誤差)、膨脹室、頂部形状、全長、ミキの直径、球(長さ、直径)、目盛の位置、氷点(目盛範囲、球下端から氷点までの距離)、収縮室(球下端から室の上下端の距離、形状、0℃における水銀の位置)、ミキの膨らみ(直径、長さ、球下端から膨らみ下端までの距離)、について細部に亘り規定され、附属書、補正試験方法によって、全浸没の温度計は全浸没の状態で、浸没線付温度計は規定された露出部の温度条件のもとで、温度計の示度が規定された目盛の誤差内にあるように定められています。この検査のための標準温度計として、全浸没温度計には、基準温度計若しくは器差表付標準温度計、また浸没線付温度計には、浸没線付目盛検査用温度計または校正された浸没線付温度計が用いられています。
用途
 JIS試験法に基づいて油試験器に取付けて石油類試験用に主として用いられますが、各種の温度範囲、細分目盛、寸法のものがあるので、理化学用、工業用等に精密温度計として利用出来ます。
選び方
 温度計購入の場合には、夫々の温度計記号と番号、例えばDIST−8のように指定します。温度計には、規定の試験温度やその他の特定の温度について補正表が付されたものが市販されています。一般用として選ぶ場合には、全浸没または浸没線付かに注意が肝要です。
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浸没線付目盛検査用温度計
特長
 日本工業標準規格JIS−B−7410「石油類試験用ガラス製温度計」の附属書 補正試験方法に規定されている浸没線付温度計の目盛検査のための標準温度計です。
 図に示すように、温度計の球部を左横にした状態で正面から見て、上側に全浸没目盛、下側に浸没線付目盛の両目盛を具えています。温度計の種類は、現行のJIS−B−7410の規格温度計の中の浸没線付温度計の各種に対応してPP−9、PP−10など41種類のものがあります。
 温度計の構造、寸法については夫々対応する種類の規格が適用されています。
 上側の全浸没目盛は、温度計を全浸没の状態で、実測により規定の目盛範囲を目盛ったもので、下側の浸没線付目盛は、浸没線より上の感温液柱を規定の露出部の平均の温度に保った時の示度の位置を温度目盛内数個所について、計算で全浸没目盛上に求め、夫々の間を等分割目盛したものです。温度計に用いられているガラスの種類、および目盛の位置により計算値は多少違うので、JIS規格では解説表3 浸没線付目盛検査用温度計の目盛の性質に温度計の各種類について目盛10℃毎に計算値が与えられており、実際に浸没線目盛を刻む場合や検査の場合に利用されています。各温度計には(社)日本計量振興協会の検査成績書が添付され、頭部に検査合格証紙が貼付されています。
用途
 JIS−B−7410規格の浸没線付温度計の目盛検査用として用いられるのみならず、補正表付として実際の温度測定用にも利用されます。
選び方
 標準温度計として品質、加工技術共に優れた経年変化の少ない旦つ、全浸没、浸没線付目盛ともに目盛誤差の少ないものが望まれます。
取扱い方
 (社)日本計量振興協会の検査有効期間は明示されていませんが、使用状態に応じて適時再検査を行うとよいでしょう。
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全浸没棒状温度計
特長
 ガラス製温度計は通常全浸没の状態で目盛り定めされております。精密なものの代表として基準温度計、標準温度計があり、一般的なものの代表として1℃目盛のもの(「なみもの」と一般によばれている。棒状温度計の項参照)があります。この「なみもの」温度計を規格化したものに、JIS−B−7411ガラス製棒状温度計(全浸没)があります。この温度計は優れた材質のガラスを用い、経年変化が少なく、化学的熱的耐久性をもち、機械的な衝撃に対しても充分強度を有するよう製作されております。温度範囲が−30〜360℃について規定されています。又、同じ目盛範囲で二重管温度計JIS−B−7412もあります。
用途及び選び方
 用途は一般の棒状温度計と同じですが、ある程度の精度を要求する時に多く使用されます。目盛は1℃で、−30〜50℃、−5〜105℃、−5〜150℃、−5〜200℃、−5〜250℃、−5〜300℃、−5〜360℃で10種類に別れております。150℃以下の温度範囲では感温液に有機液体を使用したものがありますが、見易い反面露出部補正値が水銀より数倍大きいのでご注意下さい。なるべく水銀使用をおすすめします。360℃をこえるものが必要の場合には、この規格に準じて−6〜500℃、−6〜600℃(全長450mm、2℃目盛)が製作されておりますのでご利用下さい。
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極低温温度計
特長
 水銀温度計は、精度はかなり高いけれども、−60℃位迄の測定が限度で、それ以下では、感温液は有機液体が用いられます。極低温温度計は、ガラス製としては、最も低い温度(−200℃)が測定できます。標準仕様は、目盛範囲−200℃〜30℃、1℃目盛り、全長450又は、350mm、形状は二重管、全浸没型で、メーカー成績書が添付されています。簡便で精度も高いことが特長です。
用途
 近年、液体窒素の需要増大と共に増え、(1)食品の乾燥凍結工程、(2)生体の凍結貯蔵、(3)土木建築における凍結工法、(4)低温度における工業材質検査、(5)理化学実験教材(超電導温度測定特性測定等)があります。殊に最近、学校教材に、超電導実験セットが種々市販されていますが、液体窒素を使うため、その温度測定用として使用されています。
 超電導実験用として、次のような仕様のものもあります。
目盛範囲−200〜40℃、2℃目盛、全長300mm浸没線50mm
選び方
 通常は全長没型ですが、部分浸没型もあります。全浸没型の温度計を部分浸没で測定しますと、最高目盛(+30℃)及び最低目盛(−200℃)付近では大きな誤差は出ませんが、中間の−80℃付近では20℃位の誤差が出る場合もありますので、用途によって全没型、部分浸没型をお選び下さい。
取扱い方
 特殊な感温液のため液切れし易く、輸送中によく液切れを起こしますが、これは故障ではなく、使用前、柔らかい布かゴム板の上で、球部を下にして温度計を垂直に何回か軽く落下させれば、簡単になおります。使用前に、液切れがないか必ずチェックして下さい。
 又、使用時の急冷、急熱も避けて下さい。
2〜3℃/secが適当です。その他取扱い注意の詳細は添付説明書を参照して下さい。
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曲管地中温度計
特長
 L型の形状をした温度計であって、地表及び深さ30cm迄、浅層の地中温度を測定するものです。目盛部分には保護のガラス管が取付けてあります。気象法規によると、わん曲部より頭部上端までの長さは、270mm〜300mmと規定されています。
用途及び選び方
 草花や野菜等の育成管理のため、土壌の温度測定に使用されています。L型の曲りから球部迄の長さによって地表、5cm、10cm、15cm、20cm、25cm、30cm、の6種類があり、それぞれ観測する深さに従ってその長さを選びます。

取扱い方
 土壌(芝生)に観測用の小穴を垂直にあけ、目盛部の先端が少し高めになるように支柱を設けて取付けます。目盛部には直射日光が当らないように、木片等でカバーをして下さい。

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地気温度計
特長
 土壌温度と気温を計る温度計で、一本で二本分に使用出来るのが特長です。
用途及び選び方
 温床やビニールハウス等、特定の場所で多く使用されています。
取扱い方
 一般の棒状温度計或は板付温度計と同様で、倒立のまま振動しないように注意して下さい。
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鉄管地中温度計
特長
 50cm以上の深層の地中温度を測定するものです。あらかじめ口径4cm位の鉄管の一端を、水が漏らないように封じ、これを地中に埋めておき、木枠付きの温度計の球部が測定しようとする深さになるようにくさりでつるします。
 気象法規によると、鉄管は外径42・7mm〜60・5mm、温度計は−10℃〜40℃以上、長さ235mm±10mmと規定されています。
用途及び選び方
 測定する深さによって、50cm、1m、2m、3m、5m、の5種類がありますから、観測に必要な深さの鉄管、くさり、温度計、を一組として選びます。
取扱い方
 観測する一ケ月位前に鉄管を地中に埋めておき、地中の周囲温度と一致させておきます。
 次に雨水よけのキャップにくさりと温度計をつなぎ、鉄管内につりさげておきます。
 観測時にはス早くくさりを引き上げて温度を読み取ります。
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留点温度計
特長
 体温計のような最高温度計の一種で、ガラス管の球部の上端に留点とよばれる狭い部分が設けられ、温度が上がる時には、水銀は留点を通過しますが、温度が下がる時には、水銀は留点のところで切れて、留点から上にある水銀は下がることができず、ガラス管内に残留します。そのため最高温度が測定できるようになっています。通常温度範囲は−20〜360℃で、1℃目盛りですが、0・1℃目盛りのものもあります。400℃以上は製造困難です。
用途
 或る一定時間内の最高温度の測定が出来るので恒温装置、乾燥装置などに多く利用されています。
選び方
 一般の留点温度計は、全浸没の状態で目盛り定めされていますので、気温になるまで放置してから読み取ると、実際より低い温度を示します。例えば、200℃の温度測定に際して、室温20℃で読み取ると約8℃の示度の低下が見られます。室温に下ってから正しい温度を示すように作られた留点温度計もありますし、部分浸没型もあります。使用目的によってその何れかをお選び下さい。
取扱い方
 留点に残留している水銀は、振り下げることによって、留点を通過して球部に返すことができます。使用開始前に必ず体温計のように振り下げてからお使い下さい。この場合、気温以下には下がりません。
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カタ温度計
特長
 カタ温度計は、温度・湿度・風速などが、人間にどのような感じを与えるかという、環境条件のよしあしの見当をつける温度計の一種で、どちらかと言えば不快指数計に近いものです。人間の体に涼しさを感じさせるのは、体熱をもち去ってゆく風の速さが関係するようですが、これらがどんな関係で作用しあっているかは難しい問題で、風の冷却力をはかることによって凡その見当がつきます。カタ温度計とはそのような目的のためのものです。
 構造はJIS規格で定められており、全長約220mm、球部の径約17mm、長さ約40mm、感温液にはエチルアルコールが使用されています。普通用(N)と高温用(H)の二種類があり、普通用は38℃と35℃に目盛線が、高温用は55℃と52℃に目盛線がつけられています。裏面にはカタ係数が記されていますが、この意味することは、球部の1cm2当りの表面から1秒間にもち去る熱量をミリグラム・カロリー単位で示したものです。JIS規格では算出法が定められています。普通は球部を約44℃に熱し、これを空気中にさらし、38℃から35℃まで下がる時間をはかり、カタ温度計に記入してある係数をその時間で割った値(カタ値という)で環境条件の良否を判定します。
用途
 ビル・工場・鉱山などで、労働環境測定、風速測定のため用いられます。
選び方
 普通用(N)と高温用(H)の二種類があり、普通用は測定場所の気温が30℃以下の時に、高温用はそれより高い時に使用します。又、乾カタ温度計と湿カタ温度計(球部にガーゼをつけたもの)があり、身体からの熱の放出率を測定する場合には乾カタ温度計を、身体に汗を生じ肌着が湿っているような状態の時の熱の放出率を測定する場合には湿カタ温度計を使用します。通常は乾カタ温度計を用いて測定を行います。
取扱い方
 カタ温度計は特殊な温度計なので、取扱いについては、JIS−B−7351を参照して下さい。
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接点付温度計
特長
 水銀を感温液として、ガラス管内数個所に白金線を封入した温度計です。温度が上昇して水銀糸がのび、2つの白金電極にまたがると、回路が閉じられ電流が流れ、又温度が下降して水銀糸が縮み、2つの白金電極間の連絡が断たれると、回路が開かれて電流が流れなくなります。
用途及び種類
 接点付温度計は、温度の自動調節に用いられますが、直接大きな電流を流すことができないので、継電器と共に用いられます。接点付温度計は、理化学用、工業用、農水産物など各方面で、制御装置あるいは警報装置の検出器として用いられます。
 接点付温度計には次のようなものがあります。
1、マグネット式温度調節器
2、留点式自由接点型
3、オーバーフロー式白金接点型
4、固定接点型
取扱い方
 水銀の感温液と白金電極間には、あまり強い電流は流せないので、最大瞬間電流6mA、通常は2mA以下におさえるように継電器を使用しなければなりません。
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サーモコントローラー
特長と用途
 本器はマグネット温度調節器の専用リレー回路です。無接点電子式を採用しており、マグネット温度調節器と組合わせて使用することにより、接点の耐久性は勿論、恒温槽、乾燥機の温度制御に高度の動作をいたします。
 なお、サーモコントローラーは200μA以下の負荷で10万回以上のON−OFFでも、接点及び水銀になんらの損耗もいたしません。
電源AC100V
最大制御電流10A
 
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ミグスター水銀温度調節器
特長
 ごく僅かな電流のオン・オフでも特殊な電子回路を用いて、大きな電流のリレー制御が行えるよう設計されたミグスター継電器と接点付温度計(水銀温度調節器)とを組合わせた精密温度調節器です。各種の接点付温度計を用いることが出来ます。
 ミグスター継電器には、単独で温度調節器として用いられるMR−2と単独型ミニ、また恒温槽などに組込んで用いられる組込型ミニとがあります。

MR−2: 加熱・冷却最大制御電流100V10A二位置制御方式、警報用ブザー内蔵、全電気容量最大2kW
ミニミグスター: 加熱・冷却最大制御電流100V5A、小型軽量

用途
 恒温槽、乾燥器、試験器などの温度制御や監視、特に精密温度制御器、警報器として好適。
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保護枠付温度計
原理
 本器は硝子製温度計を金属の保護枠に入れた物で取付ネジ等により温度測定箇所に固定して使用します。
特長
1、取扱いが容易
2、構造が簡単で丈夫、一般には大きな誤差を生じません。
3、温度計の取換や修理の時にも保護管(挿入筒)が測定部に残り気体や液体が外部に漏れません。
4、耐振動設計にする事により、ヂーゼルエンジン圧縮機等の振動の大きい所にも使用出来ます。
用途
 一般工業用、空調用、ヂーゼルエンジン用、船舶用、その他
種類
 一般には角型保護枠付と丸型保護筒入の二種類に分類されます。
・型式

その他に135°曲り、フランジ付等

・目盛範囲℃ −50〜+50℃、0〜100℃、0〜200℃
0〜300℃、0〜500℃、100〜650℃
0〜50℃、0〜150℃、0〜250℃、0〜400℃
0〜600℃、その他
・L寸法 (感温部の長さ)
・取付ネジ PTPF3/8 PTPF1/2 PTPF3/4
M20×15 M24×2 その他
・挿入筒(ウエル)

材質は、C3604BD(真鍮)SS41(鉄)SUS304、316(ステンレス)その他
用途にあった材質を選択出来ます。

注文要領
 ・〜・迄、使用条件にあった物をご指定下さい。メーカー検査成績書付(示度・圧力・振動)もあります。
注意事項
 硝子製温度計が入れてありますので高い所より落すと破損又は液切れする事があります。
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室内用温度計
特長
 主として室内の気温を直読する板付温度計で、寒暖計とも呼ばれています。一般的には、温度目盛が印刷又は書かれた、木、金属、プラスチック等の板に、見やすくした感温液の入った温度計用の棒状ガラス管を取付け、その内部の感温液が、室内温度の上昇又は下降により、伸縮上下する関係で、その時の室内温度を表示するものです。
用途
 一般住宅室内、会社事業所、事務所等室内、自動車や電車等車内の各気温測定用
取扱い方
 板にワレ易い硝子管を取付けた、簡単な構造のもの故、落したり、叩いたり乱暴な取扱いをしますと、破損したり、感温液が液切れをおこしますので、丁寧に扱って下さい。
 温度計を取付ける時は、見易い柱や壁の、人が立った目の高さの位置にします。その際、直射日光のあたるところや、ストーブ、クーラーの近くはさけて下さい。
 又、温度を正確にはかるには、温度計の目盛の0℃と硝子管にある基線を、常に一致させておくことが必要で、読取る時は、温度計の真正面に向い、硝子管の中の感温液の頂点と、目の位置とが水平になるようにすることが肝要です。
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家庭用温度計
特長
 室内温度計と同じように、板付になっているものが多く市販されています。
 家庭用として、それぞれの使用目的にそって大変使いやすく、温度が直読しやすく、構造も簡単で、すぐれたデザインもほどこされ、価格も安価です。
用途
・冷蔵庫用
・浴用として乳幼児、子供向のコケシ型、イルカ型、ペンギン型、舟型などがあります。
・料理用としてオーブン用、天ぷら用、酒かん用などがあります。
取扱い方
 それぞれの用途に応じて、適温等がわかりやすく表示、色別され、使いやすく工夫されているので、上手に活用することが取扱いのコツです。
 室内温度計と同様に、落したり、叩いたりしないで下さい。
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乾湿計
特長
 木やプラスチックなど一枚の板に、2本の棒状温度計を組み合わせたもので、乾球と湿球(感温部に水でひたしたガーゼが巻いてある)の温度をはかり、その温度差から百分率による相対湿度を求めるものです。
用途
・気象の観測用
・住宅・事務所等室内の湿度測定、調節用
・養蚕室、貯蔵庫、美術品展示室等の湿度、空気の調整用
取扱い方
 一般用、業務用色々な使いみちがあり、乾球と湿球の温度差より湿度を求める方法に、換算表を使うものと、簡単に直読出来る方式のものなど色々なタイプのものがあります。
 取扱い上の注意事項は、室内用温度計と同じですが、特に湿球のガーゼと水は常にきれいな状態にしておくことが肝要です。なお、水槽の水を交換したり、補充するときは、ガーゼを通して水分が湿球に充分ゆきわたっているか否かを確かめて下さい。
 又、ガーゼは使用する場所にもよりますが、少なくとも半年に一度は交換するのが望ましく、ガーゼを交換するときは一重に巻いて下さい。湿球温度計の示度が正しい値になるまでには約15分かかりますので注意が必要です。
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通風乾湿計
特長
 左、右2本の温度計をつけた測定部に、動力部(ゼンマイ又は電動式)の通風機構を備えた一定の通風速度をあたえる、温度計の片方(左側)に湿球(ガーゼを巻く)と右側乾球の温度差から、湿度%を測定できる、通風機構を備えることにより、簡易乾湿計より精度の高い、湿度、気温がもとめられ、湿度計の標準器としても使用されています。
用途
 気象観側、環境衛生、ビル管理の空調関係、毛髪湿度計、露点計等のチェック用にも使用されています。
選び方
 通風機構が完備されているもの、温度計球部を通過する通風速度が2・5m/s以上のもの、温度計に補正表のついているもの、気象庁検査付か社内検査の成績表のついているものを選ぶとよいでしょう。又JIS−Z−8806湿度測定方法に記載されている構造に適合しているものも参考にするとよいでしょう。(例 通風口の内円筒と温度計球部との空間が2mm以上あるもの等)
取扱い方
 先の選び方で述べた内容が充実したものを使用することが第一条件であるが、取扱い方、測定法が間違っていては、正確な湿度はもとめられない。特にガーゼを包帯のように厚く巻かないこと(1重〜2重)、湿球に使用する水は、蒸留水か軟水を使用する。湿球温度が安定してから読取る。温度計の読取りを視差のないよう正しい姿勢で行なうこと等が必要です。
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湿度計算尺
特長と取扱い方
 このSY式湿度計算尺は、通風乾湿計(アスマン式、SY電動式、スリング式など)の乾球、湿球の温度から相対湿度(%)をもとめるのに使います。まず、カーソルの赤線を湿球温度にあわせ、次に上の円盤をまわして乾球温度を赤線にあわせると、上部表示窓の「通風乾湿計」の矢印に湿度がでます。
 ただし、通風機構のない簡易乾湿計(板付乾湿計、フース、オーガスト乾湿計など)は算出公式が違いますので、この計算尺は使用できません。
 
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曲管地中最高最低温度計
特長
 地中に挿入する感温部をもつU字型最高最低温度計です。
 特長はU字型最高最低温度計と同様です。
用途
 主に農業用として使用され、霜による農作業の冷害防止、種子の発芽温度管理、学校教材として地中温度測定等に使用します。
選び方
 測定する深さに応じた種類のものを使用します。地中挿入部の長さにより地表用の他に5cm、10cm、15cm、20cm、30cm等の各種があります。
取扱い方
 地表及び比較的地表に近い地中の温度を測定するために使用します。目盛のある部分は直射日光があたらないように木のふた等で覆いをして測定の時だけ取りはずします。
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最高最低温度計
特長
 最高温度計は、球部入口毛細管内部に留点機構を具えた水銀毛細管温度計で、最低温度計は、毛細管内に指標(インデックス)を封入したアルコール温度計です。この2本は、夫々計測時間内の最高温度又は最低温度を精密に計る温度計です。棒状温度計を目盛板付きの木台に取付けたものを、「ルサフォード型」といい、ガラス毛細管の表面に直接目盛が刻まれています。
 二重管式のものは「フース型」といい、毛細管の背面に乳白色の目盛板をあてて外管に封入されていて外から示度が読取り易い構造になっています。
 一般にフース型は細かい目盛のものが多く、主に精密を要する測定に用いられています。
用途
 最高気温、最低気温の測定には2本一組として使用されます。気象庁検定付きのものもありますが、これは測候所又はその他百葉箱の中に入れて気象観測用として使用されています。

取扱い方
 観測する前に、最高温度計はガラス製体温計と同様に球部を下に向けて2、3回強く水銀糸を振り下げておきます。最低温度計は、その時の温度まで指標をもどしておきます。何れの温度計も観測する時は水平に固定し、最高温度計は水銀糸の先端、最低温度計は指標の右端を読取って夫々の温度を測定します。
 運搬する場合は、何れも球部を下にして、静かに取扱って下さい。

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U字型最高最低温度計
特長
 最高温度と最低温度の差を示すことから、通称「示差」と呼ばれている温度計です。
 一本の温度計で一定時間内の最高温度・最低温度及び現在温度を測定することができます。U字型をしたガラス管内に感温液としてクレオソート液が封入され、虫と呼ばれている指標を動かすために水銀が使用されています。温度の変化と共に水銀柱が虫を押し上げて最高温度最低温度を示します。
 いったん押し上げられた虫はその後の温度変化による水銀柱の動きからとり残されるように製作されております。したがって最高温度は右目盛、最低温度は左目盛によって虫の下端を読み取ります。又現在温度は水銀柱の頭部にて読み取ることができます。
用途
 観葉植物育成・育苗・温室・ビニールハウス等の温度管理・鉄道・土木建設・学校気象教材用等広範囲にご利用できます。
選び方
 現在の気温が最高及び最低目盛に合致しているもの、球部と幹との接合部の型のよいもの、金具の取付けがまがることなくガラス管と目盛板がしっかり固定されているものが良品です。
取扱い方
 製造にあたって入念に加工されていますが、構造上毛細管が太いため、運搬中の振動等のショックにより水銀柱が切れることがありますが温度計上部を持って強く二・三回振り下げますと水銀はつながります。
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水温計
特長
 貯水タンクを有する金属又は合成樹脂製等の枠内に、水銀温度計を装着し、表面又は浅層の水温を測定するものです。
用途と選び方
 主として河川、湖沼、或は農業水路等の水温測定に用いられます。浅層用の測定には弁付のもの、或は金属枠付(ペッテンコーヘル)が使用され、田ぼや水路等の表面水温の場合は銅枠入り水温計が使用されています。
取扱い方
 水銀切れを防ぐため、倒立させることなく、静かに取扱って下さい。使用後は、ゴミ、水分等のよごれを除去してから収納して下さい。
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