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内臓脂肪に注目
皮下脂肪型の肥満より内臓脂肪型の肥満の方が、生活習慣病の危険度が高いことから、内臓脂肪の割合を測れる内臓脂肪計が注目されている。肥満は、高血圧・糖尿病・高脂血症を引き起こし、結果、心筋梗塞や脳卒中の根本原因となる。特に健康を害する肥満は腹腔内に脂肪が貯まる「内臓脂肪型肥満」が最も危険であると、最近の研究で判明してきた。つまり内臓脂肪の測定は、肥満症の管理や治療だけにとどまらず、動脈硬化性疾患の予防や治療にも極めて重要である。
内臓脂肪の測定には通常X線CT法が使われる。これは人体腹部のCTスキャン断面像から脂肪組織の面積を出す方法であるが、この方法は家庭で内臓脂肪量を測定する方法としては適さない。そこで体重計メーカーは、性別・年齢・身長・体重・体脂肪率・ウエスト周囲径(へそ周り)などを基に、独自に開発したアルゴリズムを使ってCT測定値を推測する方式を採用している。
新技術で測定
ダイエットをサポートするため、体筋肉レベル表示や経過グラフを表示したり、基礎代謝量を高めるために必要な両腕・両脚・全身の筋肉量を表示するものも販売されている。また、計測方法も家庭用体脂肪計に多かった「単一周波数」ではなく、家庭用体脂肪計ではじめて、「マルチ周波数」を採用した製品もある。これにより細胞外と細胞内を分けて測定ができ、またそれぞれの抵抗値の差もわかるので、より正確な身体情報が得られ、精度の高い測定結果を表示することができる。
ネットワーク対応機器の可能性
体重計測を含めて、健康の維持・管理に関連がある計量計測情報をネットワークをつうじて一カ所に集めて、総合的に管理するためのシステムと、対応する計量器の開発が進められている。
「ベストウェイトライフ」を提案するメーカーは、体脂肪計、血圧計、歩数計に通信機能を持たせ、専用パソコンソフトを使い自宅のパソコン上で総合的な健康管理ができる、通信機器対応型ヘルスサポートネットワークセットを発売している。
パソコン上にネットワークを使ってデータが蓄積できることは、データ蓄積容量と収集データの活用範囲の制限をなくすことにつながるので、長期にわたる健康の維持・管理に威力を発揮することになる。
これは、家庭内でのネットワーク化であるが、マンション内での体重計測などの集中管理システムが開発されている。ある建設会社は、マンション居住者に血圧計、血糖計、体脂肪計、心電計を配布し、各住戸に設置したLAN端末でデータをカウンセリングセンターに送信し、集中管理する健康状態を各自にモニターで知らせる健康管理システムを開発、施工物件に導入している。
また、インターネットを使えば、医療機関や地方自治体の協力を得て、測定データ等をホストサーバーに送信し、そこで医師や保健士によるカウンセリングや運動プログラムのアドバイス、栄養指導などを受けることも可能になる。在宅医療や遠隔医療など、さまざまな生活シーンで活用できる将来性を秘めている。
精密体重計
最近、最小目盛50gの精密体重計が開発されている。この精密体重計はスポーツ選手やスポーツ愛好家の体重管理に最適な計量器だとして注目されている。 スポーツライターの後藤新弥氏は、海外の著名なスポーツ・コーチの「五輪代表クラスの選手は、自分の今の体重をピタリと当てられる」という話を紹介し、「『働くランナー』『草の根スポーツマン』こそ、実はより正確な自分のデータを必要としている」と、精密な体重管理の重要性を説いている。スポーツ選手やスポーツ愛好家の要請にも応えられる体重計が50g単位で測れる精密体重計である。
各種スポーツイベントに協賛
フィットネスダンス大会やマラソン大会など、各種のスポーツイベントに協賛して、賞品の提供やイベント会場に出店して、参加者の体重や体脂肪、血圧を計測するサービスや、商品の展示即売を行なっている。マラソン大会の会場では参加ランナーが、走る前と後の数値の変化をみるため数人のグループで計測サービスを受けている姿があった。
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